ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ

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    Introduction
    名匠アレクサンダー・ペイン×名優ポール・ジアマッティ 『サイドウェイ』の名タッグ再び!孤独な魂が寄り添い合う…ほろ苦く、あたたかな、良質ドラマの新たな金字塔が誕生!
    『サイドウェイ』と『ファミリー・ツリー』で二度のアカデミー賞®脚色賞に輝くアレクサンダー・ペイン監督最新作。日本でリメイクもされた『サイドウェイ』で主演していた名優ポール・ジアマッティとの再タッグは映画ファンの胸を高鳴らせ、ゴールデングローブ賞で主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)を見事受賞。さらに、本年度のアカデミー賞®助演女優賞受賞をはじめ、ゴールデンクローブ賞ほか全58賞(2024年3月5日時点)と全米の映画賞を総なめにしたダヴァイン・ジョイ・ランドルフが、言葉ではなく、表情や仕草で大切なひとり息子を失ったメアリーの孤独を体現し、新人のドミニク・セッサは家族との複雑な関係を繊細に演じて強い印象を残している。ペインの細い糸を織り成すような丁寧な演出と3人の見事な名演が融合し、小さな心のひだの動きが刻まれた、静かなマスターピースとして結晶した。
    舞台は1970年、ボストン近郊にある名門バートン校。誰もが家族の待つ家に帰り、クリスマスと新年を過ごす。しかし、留まらざるを得ない者もいた。孤独な彼らにはそれぞれに他者に心を開かない理由がある。雪に閉ざされた学校で、反発し合いながらも、彼らの関係は少しずつ変化してゆく    
    全米で数多くの俳優賞をはじめ、作品賞、脚本賞も数々受賞。「新たなホリディ・クラシックの誕生」(Entertainment WEEKLY)の文字通りに、ほろ苦く、心に沁みわたる、普遍的な傑作ドラマの金字塔が誕生した。
    Story
    1970年冬、ボストン近郊にある全寮制のバートン校。
    クリスマス休暇で生徒と教師のほぼ大半が家族と過ごすなか、生真面目で融通が利かず、
    生徒からも教師仲間からも嫌われている考古学の教師ハナム(ポール・ジアマッティ)は、
    家に帰れない生徒たちの“子守役”を任命される。
    学校に残ったのは、勉強はできるが家族関係が複雑なアンガス・タリー(ドミニク・セッサ)。
    食事を用意してくれるのは寮の料理長メアリー・ラム(ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ)。
    メアリーは一人息子のカーティスをベトナムで亡くしたばかり。
    息子と最後に過ごした学校で年を越そうとしている。
    クリスマスの夜。
    「ボストンへ行きたい。スケートしたり、本物のツリーが見たい」
    と言い出すアンガス。
    はじめは反対していたハナム先生だが、
    メアリーに説得され「社会科見学」としてボストン行きを承諾する。
    ボストン、考古博物館にて。
    「今の時代や自分を理解したいなら、過去から始めるべきだよ。
     歴史は過去を学ぶだけでなく、いまを説明すること」

    アンガスはハナム先生の言葉を真剣に聞き入る。
    「とてもわかりやすい。授業でも怒鳴らずそう教えてよ」
    古本市、ボーリング場、映画館……ボストンを楽しむふたり。
    しかし、実はアンガスがボストンに来たのには、ある目的があった。
    ハナム先生も二度と会うはずのなかった大学時代の同級生と偶然出会う。
    お互いに誰にも言っていない秘密が明かされていく……。
    Director
    ALEXANDER PAYNE
    監督:アレクサンダー・ペイン
    1961年2月10日、アメリカ、ネブラスカ州オマハ生まれ。スタンフォード大学で歴史とスペイン文学を学んだ後、UCLAで映画の修士号を取得。アカデミー賞®に作品賞、監督賞各3回を含む計19回ノミネートされ、『サイドウェイ』『ファミリー・ツリー』で脚色賞を受賞。ゴールデングローブ賞では『サイドウェイ』でミュージカル・コメディ部門、『ファミリー・ツリー』でドラマ部門と2度の作品賞を獲得している。長編映画のうち5本がネブラスカ州で撮影され、現在もネブラスカとロサンゼルスを行き来しながら暮らしている。
    Comment
    私は人間的な物語を撮りたいといつも思っています。映画的な人生よりも、実生活に近い主人公とストーリーが好きなんです。ポール・ジアマッティとの協働は幸せな時間でした。彼は最高の俳優で、とても尊敬しています。ポールはどのテイクも完全に真実で、新鮮です。デヴィッド・ヘミングソンと私は脚本執筆段階から、ポールのことを考えていました。メアリーは、登場人物たちが悲しい接点を見つけ、深みにはまっている中で、超越し喜劇的な側面を見つける役。『ルディ・レイ・ムーア』でダヴァイン・ジョイ・ランドルフを見て、メアリー役にぴったりだと感じました。ドラマチックな役にはコミカルな演技ができる俳優が合う。安っぽく感情を表現せずに、映画を盛り上げるリズム感があるのです。アンガス役はロケ地であるディアフィールド・アカデミーでドミニク・セッサを見つけ出しました。長編映画だけでなく、短編映画にも出演経験がなく、カメラの前に立つのも初めてでした。大勢のスタッフに囲まれても、緊張せずに自分の役に集中するテクニックを学ぶ必要がある人もいますが、生まれつきそれが出来る人もいる。彼は映画俳優として天賦の才能を持っていました。
    Filmography
    1996
    『Citizen Ruth』
    1999
    『ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ!』
    アカデミー賞® 脚本賞ノミネート
    ゴールデングローブ賞 主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門) ノミネート
    2002
    『アバウト・シュミット』
    アカデミー賞® 主演男優賞・助演女優賞 ノミネート
    ゴールデングローブ賞 主演俳優賞(ドラマ部門)・脚本賞 受賞/作品賞・監督賞・助演女優賞ノミネート
    2004
    『サイドウェイ』
    アカデミー賞® 脚色賞/作品賞・監督賞・助演男優賞・助演女優賞ノミネート
    ゴールデングローブ賞 作品賞(ミュージカル・コメディ部門)・脚本賞/監督賞・主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)・助演男優賞・助演女優賞ノミネート
    2011
    『ファミリー・ツリー』
    アカデミー賞® 脚色賞/作品賞・監督賞・主演男優賞・編集賞 ノミネート
    ゴールデングローブ賞 作品賞 (ドラマ部門)・主演男優賞 (ドラマ部門)/監督賞・脚本賞ノミネート
    2013
    『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』
    アカデミー賞® 作品賞・監督賞・脚本賞・主演男優賞・助演女優賞・撮影賞 ノミネート
    ゴールデングローブ賞 作品賞(ミュージカル・コメディ部門)・監督賞・脚本賞・主演男優賞 (ミュージカル・コメディ部門)・助演女優賞ノミネート
    2017
    『ダウンサイズ』
    ゴールデングローブ賞 助演女優賞 ノミネート
    2023
    『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』
    アカデミー賞® 助演女優賞/作品賞・主演男優賞・脚本賞・編集賞 ノミネート
    ゴールデングローブ賞 主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門) 助演女優賞/作品賞ノミネート
    Cast
    PAUL GIAMATTI
    ポール・ジアマッティ
    ポール・ハナム
    DA’VINE JOY RANDOLPH
    ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ
    メアリー・ラム
    DOMINIC SESSA
    ドミニク・セッサ
    アンガス・タリ―
    Carrie Preston
    キャリー・プレストン
    ミス・リディア・クレイン
    Brady Hepner
    ブレイディ・ヘプナー
    テディ・クンツ
    Ian Dolley
    イアン・ドリー
    アレックス・オラーマン
    Jim Kaplan
    ジム・カプラン
    パク・イェジュン
    Gillian Vigman
    ジリアン・ヴィグマン
    ジュディ・クロットフェルター
    Tate Donovan
    テイト・ドノヴァン
    スタンリー・クロットフェルター
    PAUL GIAMATTI
    ポール・ジアマッティ
    ポール・ハナム
    1967年6月6日生まれ。『シンデレラマン』(05/ロン・ハワード監督)で初のSAG賞とブロードキャスト映画批評家賞の助演男優賞を受賞。2008年、ミニシリーズのテレビドラマ「ジョン・アダムズ」で主人公を演じ、エミー賞、SAG賞、ゴールデングローブ賞のミニシリーズ部門主演男優賞を受賞。その他の出演作に、アカデミー賞®5部門受賞『プライベート・ライアン』(98/スティーヴン・スピルバーグ監督)、『PLANET OF THE APES 猿の惑星』(01/ティム・バートン監督)、『それでも夜は明ける』(13/スティーヴ・マックィーン監督)、『アメイジング・スパイダーマン2』(14/マーク・ウェブ監督)、『プライベート・ライフ』(18/タマラ・ジェンキンス監督)、『ガンパウダー・ミルクシェイク』(21/ナヴォット・パプシャド監督)など。現在、大ヒットドラマ「ビリオンズ」の第7シーズンに出演しており、クリティクス・チョイス・アワードのドラマシリーズ部門主演男優賞にノミネートされた。アレクサンダー・ペイン監督とは04年の主演映画『サイドウェイ』以来20年ぶりのタッグとなる。本作で第81回ゴールデングローブ賞(ミュージカル・コメディ部門)、第29回クリティクス・チョイス・アワード、第95回ナショナル・ボード・オブ・レビューなどで主演男優賞を受賞。第96回アカデミー賞®でも主演男優賞にノミネートされた。
    Comment
    デヴィッド・ヘミングソンが書いた脚本のキャラクターには、すでに複雑さがありました。この映画は、接点のなかった3人が絆を結び、共通点を見出す物語です。自己犠牲についても描かれています。アレクサンダー・ペイン監督は『サイドウェイ』の時よりも、肉体、演技、感情について、ディティールを見る目が鋭くなり、遊び心が増していました。彼はあらゆる面に精通していて、すべてに深い注意を払っている。どんな俳優であっても対応方法を知っていて、エキストラ含めて全員の名前を覚えているんです!私はバートン校のような学校に通っていました。なので、ハナム先生の背景を理解できるし、親近感を感じました。彼が話す本もいくつか読んだことがあるものでした。ダヴァインは一緒に仕事をしたいと思っていました。彼女はとてもクリエイティブで、本当に楽しくて面白い。そして、メアリー役を実にニュアンス豊かで重層的な、素晴らしいキャラクターに作り上げてくれた。彼女は強力で、驚くほど色彩豊かな才能の持ち主です。ドミニクも素晴らしかった。この映画の撮影中に、瞬く間に本領を発揮していくのを傍で見届けたのは驚くべきことでした。彼はリラックスして、この映画をコントロールしていました。とても賢く、素敵な人で、一緒にいる時間が好きでした。
    DA’VINE JOY RANDOLPH
    ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ
    メアリー・ラム
    1986年5月21日生まれ、ロサンゼルス在住。イェール演劇学校を卒業し、クラシックの声楽とオペラも学ぶ。威厳に満ちた、感情を揺さぶる魅惑的な演技で知られている。2019年、Netflixの『ルディ・レイ・ムーア』(クレイグ・ブリュワー監督)でエディ・マーフィの相手役であるレディ・リード役を演じ、注目を集めた。この演技により、NAACPイメージ・アワード映画部門助演女優賞にノミネート。22年、『オン・ザ・カム・アップ』(サナ・レイサン監督)の演技がトロント国際映画祭で絶賛された。また、過激な描写で話題になったテレビドラマ「The Idol/ジ・アイドル」(23)、バラク&ミシェル・オバマ夫妻の製作会社ハイヤー・グラウンド初の長編でNetflix作品の『ラスティン:ワシントンの「あの日」を作った男』(23/ジョージ・C・ウルフ監督)などに出演。舞台では、ウェストエンドとブロードウェイで上演されたデビュー作「ゴースト」(12)でトニー賞主演女優賞にノミネート、アトランティック・シアター・カンパニーで絶賛された舞台「What Rhymes with America」でルシル・ローテル賞の優秀主演女優賞にノミネートされた。 本作で、第96回アカデミー賞®、第81回ゴールデングローブ賞、第77回英国アカデミー賞、第29回クリティクス・チョイス・アワード、第95回ナショナル・ボード・オブ・レビューをはじめとする世界各国の映画賞で助演女優賞を受賞している。
    Comment
    この映画はコメディと痛みを伴うドラマを見事に融合させています。アレクサンダー・ペイン監督との仕事は素晴らしい経験でした。彼は膨大な知識を持っているのに偉ぶるところがまったくなく、ただこの仕事が大好きなのです。撮影の合間には、踊ったり、笑ったり、子供のように手を叩いたりしていた。私はそれがとても謙虚なことだと思いました。彼の仕事に対する愛情が、彼のプロジェクトの素晴らしさの理由なのです。年齢、人種、ジェンダーを超越しているところがこの映画の素晴らしいところです。この3人はそれぞれ黒い羊(集団に混じれない者)です。私たちは知らず知らずのうちに、お互いを必要とし、お互いから何かを得ることができる、とても異例な家族になりました。そして、ポール・ジアマッティのおかげで安心して演じることができましたし、様々なことに挑戦することが可能になったのです。

    Oscar Speech
    歌手として歩み始めた私に母が言いました。「向かいの劇場に行けばきっとなにかあるはず」と。そう言ってくれた母に感謝します。今までの私の人生に関わり、私を支え、導いてくれた人々、この場にいる素晴らしい皆さんに感謝します。 長い間、私は人と違う存在になりたいと思っていました。でも今では、ただ自分らしくあればいいんだと気づきました。演劇のクラスで唯一の黒人だった私に恩師は「大丈夫。自分で道を切り拓けばいい」と言ってくれました。 これからも、このようなことが何度もできるよう、神に祈ります。祝福された夜を過ごせたことに感謝します。
    DOMINIC SESSA
    ドミニク・セッサ
    アンガス・タリー
    2002年10月25日生まれ。本作で映画デビューを果たす。約800人の応募者の中から見事アンガス役を射止めた。ディアフィールド・アカデミーを卒業し、現在はカーネギー・メロン大学演劇学部で勉強を続けている。本作で第29回クリティクス・チョイス・アワード、第22回ワシントンDC映画批評家協会賞、第19回ノーステキサス映画批評家協会賞、第12回ノースカロライナ映画批評家協会賞、2023年オンライン女性映画批評家協会賞、第39回インディペンデント・スピリット賞で新人賞を受賞している。
    Comment
    アレクサンダー・ペイン監督は、僕に自由に役作りする余地を与えてくれました。この映画は、一見、自分とはまったく異なる相手でも理解しようとする姿勢について描いています。僕たちはそれぞれ過去になにかがあって、それによって今も苦しんでいる。でも、この映画の登場人物たちは互いに助け合い、過去を忘れ、前に進んでいくんです。僕自身、全寮制の学校にいたので、休暇の準備をしていたのに、「クリスマスに家に帰れない」と親に言われたら、どんなに心が痛むか理解できます。アンガスは魅力的で、無邪気で、憎たらしい人物です。彼の家族は壊れかけていて、だからこそ強気な発言を繰り返すのです。ポール・ジアマッティと仕事をした経験を "マスタークラス“と呼んでいます。映画の撮影中、僕やアンガスと同じく全寮制の学校に通っていたポールと話すのは楽しい時間でした。違いもあるけれど、比較することができたし、1970年代設定に身を置くことはクールな経験でした。
    Staff
    David Hemingson
    デヴィッド・ヘミングソン
    脚本家、プロデューサー
    本作で長編映画デビュー。ニューイングランドで育ち、コネチカット州のエリート予備校で奨学生として過ごした6年間の生活をもとに本作を執筆。アンソニー・ボーデインの回顧録をブラッドリー・クーパー主演で脚色したテレビドラマ「キッチン・コンフィデンシャル」(05-06)シリーズでWGA賞にノミネートされた。他にも「コードネーム: ウイスキー&キャバリエ -ふたりは最強スパイ-」(19)、「Just Shoot Me!(原題)」(97-03)、「ファミリー・ガイ」(99~)、「ママと恋に落ちるまで」(05-14)など数多くの作品を手掛ける。
    Kevin Tent
    ケビン・テント
    編集
    アレクサンダー・ペイン監督との長年のコラボレーションで知られる。ペイン監督の初長編映画“Citizen Ruth(原題)”(96)より数多くの作品の編集を担当し、『ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ!』(99)『アバウト・シュミット』(02)『サイドウェイズ』』(04)でACE編集賞にノミネートされている。ペイン監督以外にもバリー・ソネンフェルド監督と数多くのプロジェクトで仕事をしており、ナンシー・マイヤーズ監督やマーティン・スコセッシ監督とも仕事をしている。
    Ryan Warren Smith
    ライアン・ウォーレン・スミス
    美術
    コマーシャル、テレビ、映画をデザインする多面的なプロダクションデザイナー。ショーン・ペン監督やガス・ヴァン・サント監督などの著名な監督作品のセットドレッサーとして映画のキャリアをスタートさせる。美術監督として最初の作品はケリー・ライカート監督の『ウェンディ&ルーシー』(08)で、他にはジェレミー・ソルニエ監督の『グリーンルーム』(15)や『ホールド・ザ・ダーク そこにある闇』(18)、アンドリュー・へイ監督の『荒野にて』(17)なども手掛けている。
    Wendy Chuck
    ウェンディ・チャック
    衣装
    アレクサンダー・ペイン監督のほぼすべての作品で衣装デザイナーを務めている。『アバウト・シュミット』(02)でコスチューム・デザイナーズ・ギルド賞を受賞し、『ファミリー・ツリー』(11)と『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』(13)でもノミネートされた。他には『トワイライト~初恋~』(08/キャサリン・ハードウィック監督)、『バッドサンタ』(03/テリー・ツワイゴフ監督)、『ザ・リング2』(05/中田秀夫監督)の衣装も手掛けている。
    Eigil Bryld
    アイジル・ブリルド
    撮影監督
    デンマークの撮影監督で、マーティン・マクドナー監督の『ヒットマンズ・レクイエム』(08)などの作品で知られている。他にもゲイリー・ロス監督の『オーシャンズ8』(18)、ジュリアン・ジャロルド監督の『キンキーブーツ』(05)など数多くの作品に参加している。 また、テレビドラマ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」シリーズで第65回プライムタイム・エミー賞の撮影賞を受賞した。
    Mark Orton
    マーク・オートン
    音楽
    『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』(13)で音楽を担当し、本作ではアレクサンダー・ペイン監督と二回目のコラボレーションとなる。ピーボディ音楽院とハート音楽院を卒業。サンダンス・インスティテュートの作曲家フェローシップを受賞し、国際映画音楽批評家協会の最優秀新人作曲家にノミネートされた。最近の作品には、レイ・ロマノ監督の長編デビュー作『ある日、クイーンズで』(22)などがある。さらに、Netflixシリーズ「ワーキング〜社会を創る、“働く”の景色〜」(23)の音楽も担当。映画やレコードの作詞作曲や編曲を幅広く手掛けている。
    Music
    “Chatter Box”
    Written and Performed by Peter Milray
    “Silver Joy”
    Written by Damien Jurado
    Performed by Damien Jurado
    “Piano Concerto No. 5 in E Flat Major, Op.73 Adagio Un Poco Mosso”
    Written by Ludwig Van Beethoven
    Performed by Royal Philharmonic Orchestra
    “Time Has Come Today” 
    Written by Joseph Chambers, Willie Chambers
    Performed by The Chambers Brothers
    “Stille Nacht, Heilige Nacht (Silent Night)”
    Traditional
    Performed by The Trapp Family Singers
    “Venus”
    Written by Robert Van Leeuwen
    Performed by Shocking Blue
    “God Rest Ye Merry Gentlemen”
    Traditional
    Performed by The Vienna Boys Choir, Peter Marschik
    “Carol of the Drum (Little Drummer Boy)”
    Traditional
    Performed by The Trapp Family Singers
    “Crying, Laughing, Loving, Lying”
    Written by Labi Siffre
    Performed by Labi Siffre
    “Deck The Halls With Boughs of Holly/What Child Is This”
    Traditional
    Performed by The Swingle Singers
    “Jingle Bells”
    Traditional
    Performed by The Swingle Singers
    “No Matter What”
    Written by Peter Ham
    Performed by Badfinger
    “Knock Three Times”
    Written by L Russell Brown, Irwin Levine
    Performed by Tony Orlando & Dawn
    Courtesy of RCA Records
    “Leave The Door Open”
    Written by Mark Orton, Jeff Baxter
    “White Christmas”
    Written by Irving Berlin
    Performed by The Swingle Singers
    “Jingle Bells”
    Written by Herb Alpert, John Pisano, James Pierpont
    Performed by Herb Alpert & The Tijuana Brass
    “Away In A Manger”
    Written and Performed by Shane Wesley Scott
    “He’s a Chubby Little Fellow”
    Written by Gene Autry, Oakley Haldeman
    Performed by Gene Autry with The Pinafores
    “Silent Night”
    Traditional
    Performed by The Temptations
    “I Wish My Mom Would Marry Santa Claus”
    Written by Gene Autry, Oakley Haldeman
    Performed by Gene Autry with Carl Cotner & His Orchestra
    “The Christmas Song”
    Written by Mel Torme, Robert Wells
    Performed by Chet Baker
    “When Winter Comes”
    Written by Irving Berlin
    Performed by Artie Shaw & His Orchestra
    “It’s the Most Wonderful Time of the Year”
    Written by Edward Pola, George Wyle
    Performed by Andy Williams
    “Jingle Bells Retro”
    Written and Performed by Benedict Lamdin, Riaan Vosloo
    “O Little Town of Bethlehem”
    Traditional
    Performed by The Salt Lake Children’s Choir
    “O Little Town of Bethlehem (Jazz Trio Version)”
    Traditional
    Performed by Starry Bay Trio
    “A Calf Born In Winter”
    Written by Mark Speer, Laura Ochoa
    Performed by Khruangbin
    “The Wind”
    Written by Cat Stevens
    Performed by Cat Stevens
    “Jingle Bells”
    Arranged by Sammy Burdson, John Fiddy
    “Dance The Night Away”
    Written by Andrew Kingslow, Louis Edwards, Laura Dowling, Henry Parsley
    “The Piano Lounge”
    Written by Dick Walter
    “Piano Bar”
    Written by Thomas Parisch, Laurent Ziliani
    “Auld Lang Syne”
    Traditional
    Performed by Guy Lombardo
    “In Memory of Elizabeth Reed”
    Written by Dickey Betts
    Performed by The Allman Brothers Band
    “Ombra Mai Fù (Serse)”
    Written by George Frideric Handel
    Performed by Stephanie Blythe, Emmanuelle Haïm, John Nelson and Ensemble