Comment/Review
(敬称略/順不同)
ぼくの好きなアレクサンダー·ペイン監督がまたまた素敵な作品を作った。
ピリリとした辛口のユーモアはますます冴えて、
人生はつらいね、と画面が語りかけてくる。
山田洋次
映画監督
思い出す度に、その温もりに涙が溢れます。
自分の中で諦めていたもの、閉じ込めていたものが
この映画の温かさで浄化されていくようでした。
この映画に広がる世界は虚像ではなく、
私たちひとりひとりが生きている世界なのだと感じた瞬間、
救われる自分がいました。
これからも私にとって大切な作品になりそうです。
松本穂香
女優
雪に閉ざされた冬休みの全寮制校舎に置いてけぼりにされた、
不器用、意地っ張りで孤独な三人が、
人生のエアポケットの内だからこそ見つけることが出来た“大切な何か”。
1970年の設定なのにまるで今の私達の物語のようで、
雪解けの夢を見たような心地好い映画に出会った。
滝田洋二郎
映画監督
冒頭の痔の治療クリームからペイン監督のユーモアが光り、
笑いと涙が詰まった心の底から温まるヒューマンストーリー。
絶望の中で人間のやさしさが際立ち、
ポール、メアリー、アンガスの絆と成長に感動する心に響く作品❤
早見優
歌手
特別なことは何も起こらないけど、
この映画に出てくる人間たちを見ていたら自然と涙が溢れた。
人はたまに、気まぐれのような優しさをほんのちょっぴり発揮する。
思い出した、これが本当の感動だった。
雑音が多すぎて生きづらい今。これが観たかった映画だ。
石井裕也
映画監督
冬休みの居残り組が仕方なくお互いに関わらなければならない状況から、
孤独が和らぎ絆が生まれていく様子にとても心が温まりました。
クスッと笑いながらじっくりと見られる感動物語です!
関根麻里
タレント
置いてけぼりのクリスマスにプレゼントされたのは、
最高の教師と生徒の豊かで温かい2週間の人生の授業!
孤独な3人の新しい人生に拍手!

  アレクサンダー·ペイン監督作品で一番好きになりました。
どうしたらこんなに素晴らしい作品が作れるのだろう。
僕もおいてけぼり組に入りたい。
小堺一機
美しく切ないですが、温かい気持ちで人生をより楽しむ力を与えてくれる、
実にスマートでキュートな傑作です。
イギリスの全寮制で育った僕はうんうんと頷き、
時にはニヤニヤ、時には涙を流し、
夢でもいいからあの青春の日々に戻りたくなりました。
ハリー杉山
タレント
それぞれに悲しみを背負う孤独な3人の間に生まれる絆と会話の余韻が沁みる。
さえない彼らの送る、宝物のような2週間が温かくて愛おしくて。
ささやかなでも大切な瞬間を拾い集めてぎゅっと抱きしめて。
また明日から生きていこうと思えた。
宇垣美里
フリーアナウンサー·俳優
最低最悪の教師と、感じ悪すぎる生徒の、不穏極まりないクリスマス。
でも、だんだん、二人の性格の悪さの原因がわかってきて、そして彼らが好きになる。
それにしても、あの大量のマルクス·アウレリウスは(笑)。
中島京子
小説家
他の人には理解されにくい何かを抱えた人全員に捧げる傑作。
50年代を舞台にした学園映画の傑作『いまを生きる』を彷彿とさせながらも、
現代を生きる我々の身近にもいるクセ強キャラを包みこむ、やさしさでできてます。
よしひろまさみち
映画ライター
魅力的で感動的。
結末に向かうにつれてパワーを増していく。
序盤では時に笑いを誘い、最後に大きな満足感を遺す。
セッサは、驚くべき才能を持った新人だ。
The Hollywood Reporter
今年、最も素晴らしい映画のひとつ。
大らかで、
ただひたすらに感動的。
Collider
心温まる、時代を超えた物語。
愉快で、思いやりがあり、笑える。

チャーミングで陽気でありながら、時に哀愁に満ちている。
『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』は
ペイン監督の最高傑作に並ぶ。
Next Best Picture
10点満点。まるで70年代初頭の映画の如く、
フィルムプリントのような質感で描かれるこの作品は、
控えめながら深い感動を呼ぶ人間ドラマだ。
JoBlo.com
まるで失った宝石のように感じられる作品。
一瞬にして私たちをタイムスリップさせてくれる。
AwardsWatch
ホリデー・クラシックの新たな傑作が誕生した。
この作品はジアマッティの代表作となる。
すべての俳優が輝いている。
Good Morning America
ほろ苦く素晴らしい、今年最高のクリスマス映画。
アレクサンダー・ペインの最高傑作だ。
失望の重さを感じさせながらも、
かすかな希望を感じさせる、深く心に響く瞬間。
感傷に溺れることなく、甘さと悲しさがほどよく調和する。
滑稽で後悔をにじませる台詞と哀愁漂うロケーション、
脚本は完璧なまでに練り上げられている。
この作品の共感性、豊かさ、優しさは、
驚嘆に値する。
The Guardian
ペインの最高傑作。
アレクサンダー・ペインとポール・ジアマッティの再タッグが、
再び映画の魔法をかける!
この映画は、映画ファンへの素晴らしいプレゼントだ。
キャスティングも完璧。
可笑しく、もの悲しく、ウィットに富み、
痛快で、素晴らしい演技に満ちている。
ジアマッティの見事なセリフ回しは、
さながらストラディバリウスの演奏のようだ。
ランドルフはただただ素晴らしく、
どんな言葉よりも表情で多くを語り、感動的で、
私たちの涙を誘う。
                           
DEADLINE
温かく包み込むような映画。
ホリデーシーズンの新たな名作にふさわしい作品だ。
Entertainment WEEKLY
ニュアンス豊かでリテラシーに富んでいる。
孤独な3人が失望を乗り越える術をお互いに教え合う、
繊細な物語。
ダヴァイン・ジョイ・ランドルフの完璧な演技は、
他の映画にはない正確さで
希望と悲痛のバランスをとっている。
IndieWire
アレクサンダー・ペインの最高傑作が誕生した。
セッサは、デビュー作で驚くべき演技を披露している。
ランドルフはすべてのシーンで痛みを感じさせながらも、
ジアマッティ演じるポールを牽制する場面では笑いを誘い、
アンガスが困難に直面する場面では温かさを与える。
クリスマスが誰にとっても
歓喜に満ちたものではないことをペインは知っている。
しかし、より良い人間になり、
最も大切な人たちと共にいたいと
思わせるに十分な時間はまだあるのだ。
The Cinema Dispatch
『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』は
最高の映画としてパンテオンに名を連ねるだろう。
素晴らしい脚本、素晴らしい演技、素晴らしい演出。
この映画が心にほろ苦い痛みを残したことに、
最後まで気づかないかもしれない。
でも、私たちの人生は誰かに寄り添うことで、
それだけで短くとも価値があるのだ。

アレクサンダーペインは平凡な人間の中にある
並外れた魂を見せてくれる。
ジアマッティのキャリア史上、
最も素晴らしい作品だ。
Awards Daily